未経験の業界に転職するときの不安の1つに「後悔したくない」ということがあると思います。
IT業界ではないですが前職では採用担当として、未経験の人材を採用してきました。
ただ、未経験から転職した人の中には入社して数ヶ月で退職する人も多くいました。
そのような人には特徴があり、それはチェックすべきポイントがチェックできていない人になります。
そのため、転職前にチェックポイントを知ることにより、企業選びに失敗する可能性を下げることができます。
今回は失敗しない企業選びのためにチェックすべきポイントと未経験から入社して退職した人の事例を紹介していきます。
- 転職のときに確認すべきチェックポイントがわかる
- 失敗しない企業選びのためのポイントがわかる
- 未経験から転職して退職した実例を知ることができる
確認すべき3つのチェックポイント
企業選びを失敗しないために、確認すべきチェックポイントは以下になります。
- 転職の理由を明確にする
- 転職の目的を明確にする
- 企業の思いとのギャップを減らす
転職における一番の失敗は転職できないことになります。
また、「こんな企業に転職するのではなかった」と思うことも失敗になります。
転職は人生においての大きな転機になるため、チェックポイントをチェックすることで企業選びに失敗しないようにしていきましょう。

転職の理由を明確にする

転職する前には「なぜ転職するのか?」ということを明確にしなければいけません。
「転職したい」と思うには必ず理由があります。
転職するときには、その理由が解消されることが大切になります。
そのため、転職する理由を明確にできなければ、より良い転職に繋がりにくくなります。
まずは、転職する理由をピックアップしてみましょう!
- なぜキャリアチェンジしたいと思ったのか?
- 会社が嫌になってしまったのか?
- 仕事や業務内容が嫌になってしまったのか?
- 将来性が不安になってしまったのか?
- 人間関係が嫌になってしまったのか?
転職の目的をはっきりさせる

転職する理由が明確にできれば、次に目的をはっきりさせる必要があります。
なぜなら、その目的が転職するときの軸になるためです。
多くの場合は、転職する理由を達成することが目的になります。
ただ、未経験からの転職ではすべての理由を達成できるとは限りません。
そのため、軸とすべき目的を明確にすることで、ブレることなく転職活動をする必要があります。
企業とのギャップを減らす

転職する企業のことはしっかり調べる必要があります。
求人や面接時に知ることができる情報と実際に入社してから得られる情報には大きなギャップがあります。
ただ、しっかり確認することにより、大きなギャップを減らすことは可能です。
このギャップを減らすことがより良い転職に繋がります。
そのため、企業のことを調べておらず、入社してから大きなギャップを感じてしまうと転職を繰り返すきっかけになります。
特に未経験の転職は業界のことを知らないため、より企業のことを調べることが大切です。

未経験から入社して退職した人の実例
前職は世間一般で言われているブラック企業に勤めていました。
- 有給を消化したことがない
- 残業手当をもらったことがない
- 入社してから8年で退職者は10名以上
- 拘束時間が14時間を超えることもある
- 公休日でも出勤することがある
そのため、退職者が多くなってしまうのは仕方のないことであります。
ただ、退職者の中には「そんな理由で」と思うような理由で退職する人も多くいました。
「そんな理由で」と思うのは、求人情報や面接のときに伝えているためです。
退職するのは企業にも責任がありますが、退職者にも理由があります。
そのため、実際に未経験から入社して実際に退職した人の実例を紹介することにより、企業選びに失敗しない参考になればと思います。
仕事内容がイメージと違うために退職
前職はフィットネス業界でありましたが週1回、売上などの数字を確認する会議がありました。
ただ、トレーナーを目指して入社した人によっては、イメージしている仕事とはかけ離れた仕事です。
そのため、この会議が嫌と思う人や会議を無意味と感じる人がおり、それが理由で退職する人もいました。
当社では週1回、売上などの数字を確認するための会議があります。
トレーナーとはイメージが違う仕事になると思いますが、どのようにお考えですか?
問題ありません!
クラブ運営にも興味があるため、早く慣れるようにします。
意識の確認は行い、やる気もあるために採用しても問題ないかな
入社して数か月後…
仕事内容(会議)がイメージと違い、合わずストレスになるために退職させてください。
意識の確認は面接に行ったけど…
要するに新入社員にとっては、仕事内容が思っている目的を達成できる環境ではなかったということになります。
このようなギャップをなくすためには、「調べること」や「面接時に聞く」ことが大切になります。
このことを妥協してしまうことにより、後悔する転職になってしまう可能性があります。
勤務体制が嫌なために退職
前職は勤務体制が1日10時間勤務でありました。
一般的には8時間勤務となっているため、必然的に拘束時間が長くなります。
当社では勤務体制が10時間勤務になります。
一般的には8時間勤務の企業が多く、拘束時間が長くなりますがどのようにお考えですか?
問題ありません!
体力には自信があるため、10時間でも勤務は可能です。
意識の確認は行い、やる気もあるために採用しても問題ないかな
入社して数か月後…
10時間勤務が退職的にキツイため、退職させてください。
意識の確認は面接に行ったけど…
実際に勤務しなければ精神的に、体力的にやっていけるのか判断が難しい面があります。
ただ、企業側としては意思の確認をしており、事前に理解しているという認識で採用しています。
要するに実際に働いてみると企業の思いと採用者の思いに大きなギャップがあったということです。
このようなギャップが転職のきっかけになるため、このギャップを転職前にできるだけ減らしていく必要があります。
まとめ
企業選びに失敗しないチェックポイントとして3つを紹介しました。
- 転職の理由を明確にする
- 転職の目的をはっきりさせる
- 企業とのギャップを減らす
企業は実際に入社しなければ「転職してよかった」というのはわからない面があります。
ただ、3つのチェックポイントをチェックすることにより、より良い転職に繋がる可能性を高められます。
転職は人生において大きな転機になるため、企業選びに失敗しないようにしましょう。